【都市ガス自由化初心者向け】ガスの小売完全自由化とは?編
日々の暮らしをお得にするには、まず何から見直したほうが良いのか?
私個人の意見ではありますが、「保険・携帯・光熱費・食費・家賃」といったインフラ系から見直していくことをオススメします。理由は「生活する上で毎月必ず支払うもの。且つ自分の意思によって毎月支出金額を調整しにくいもの」だからです。
お子さんがいらっしゃるご家庭の方は、難しいかもしれませんが一人暮らしや夫婦二人暮らしであれば食費のコントロールはご自身の意思の問題で下げることはできますよね?
交際費なんかは以ての外ですよね。
インフラ系の中で、最近は携帯料金をお得にするための格安SIMの記事を書いてきました。
ある程度、メジャーな格安SIM会社は網羅できたかなと思いますので今度は「光熱費」特に「ガス」について紹介していきたいと思います。
具体的な会社別のプランを紹介していく前に、ガス自由化とはなんぞやを紹介していきたいと思い、本記事を書きました。
都市ガス小売自由化とはなんぞや??
みなさんCMで、ガス料金がお得になるなどの謳い文句で知らない会社がガスを販促しているのを見かける機会増えたんじゃないでしょうか?最近ですと電気料金とガス料金を合わせて支払うとお得などプランが沢山出てきているかと思います。
実は、2017年4月1日以降「都市ガスの全面小売自由化」が行われ、ガス自由化によって、これまで地域によって決められた都市ガス会社(東京ガス、大阪ガス等)としか契約できなかった家庭でも、自由に都市ガス会社を選択できるようになりました。
これにより事業者の創意工夫によって、今までになかった電気とガスのセット割引や、ポイントサービス、家庭の省エネ診断サービスなど多彩な新しいサービスが生まれているんです。
新たなガス会社は何かと不安??
格安SIMもそうですが、正しい知識がないと何かと不安ですよね。「ガスの品質が低いのではないか?」「急に会社が倒産してガスが使えなくなるのではないか?」「ガスの配管を新しく引き直さなければいけないのではないか?」などたくさんの不安はあると思います。
しかし、これらの心配は一切しなくて問題ないです!
仕組みとしては以下の図を見るとわかりやすいかと思うので載せます。
上記は、「関西電力」のHPに載せてある仕組み図です。今までは基本全て一般ガス事業者が全て請け負っていましたが、自由化後はそうではなく、末端の小売の部分(実際にお客様が契約する部分)が都市ガス会社ではなく関西電力といった今までガスの販売を行なってこなかった会社が行うといったかたちとなります。
そのため、都市ガスを利用していたユーザに関しましては今までと同じ配管で、同じガスを引けるので品質の問題はありませんし、万が一小売会社が倒産した暁には導管会社が供給を義務付けられているのでガス供給が止まる心配はないです。
ガス会社を変えるためには?
都市ガス会社間の切替えについては、原則切替えようとする先のガス会社にご連絡ください。 オール電化やLPガスからの切替えの場合は、切替え前のガス会社にも連絡を行う必要があります。
切替えに要する期間は、
①スイッチングシステムを使えるガス会社間の場合は5営業日以降の定例検針日
②それ以外のガス会社からの切替えについては切替え先のガス会社にご確認ください。
次回以降は、切り替えが簡単で、毎月の出費が抑えられる具体的なガス会社についてご紹介していければと思います。